BCG注射(はんこ注射)の跡はなぜ消えないのか?
みなさんの腕にはBCG注射の跡はありますでしょうか?
私の腕にもきれいに整列した小さな丸の跡が残っています。
他の予防接種であれば跡が残ることがないですが、なぜBCG注射は跡が残ってしまうのでしょうか?
なんとなく疑問に思ったので調べてみました。
BCG注射とは?
・BCGとは(Bacille de Calmette et Guérin) カルメット・ゲラン桿菌という意味らしい。
・BCG注射とは結核から守るためのワクチン注射。
・通常、生後11か月までに接種する。但し月齢が低いと副作用が大きくなるため、生後3か月未満での接種はできない。
・細い9本の針を皮膚に押し付けるスタンプ方式の注射。
・以前は乳幼児にツベルクリン反応検査を行って、陰性者にのみBCG注射していた(2005年以前)
なぜ跡が消えないの?
→このBCG注射は皮膚表面の下部分(真皮部分)に注射するから跡が残る!
通常の予防接種は一本の注射針で皮膚を突き刺し筋肉中に注入しますが、BCG注射は皮膚のすぐ下の表皮と真皮の間にワクチンを注入する注射になります。
肌が傷つけば、体内の修復システムにより急速に治そうと働きますが、ただ、ワクチンの影響で多くの場合、傷が化膿して、周りの肌とは異なる代謝スピードになるため、傷が引っ張られたようなケロイド状の傷が形成されてしまうのです。
表皮上の傷は皮膚の再生システムで新陳代謝されますが、タトゥーのように真皮の近くにできた傷は治った後も跡が残ってしまうのです。
跡は消せるのか?
・飲み薬、塗り薬、レーザーなど傷を目立たせなくする治療法があります。
詳しくは下記リンク先を参照にて